シンバル ジーーーン

先生「今日は、シンバルの音を聞いてみましょう。」
児童「えー!!!」「わーっ!すごい音だぞー。」


先生、シンバルを構える。(合わせシンバル)
児童、耳をふさぐ。


先生「耳をふさいだら、聞こえないよー」(笑)

児童 しぶしぶ手を耳から離す。


先生「では、いくよ!」シンバルを鳴らす。


シンバル「ジャーーン!!」


児童「おおおぅ・・・」「わー!」騒ぐ。


先生「みんな、まだ、シンバル鳴っているよ。」


シンバル「ジィーーーーーーン」


児童「あっ、聞こえる。」
先生~小さい声で~「見て、シンバルが揺れてるよ。」

 

先生「もう一回、鳴らすから、今度は、シンバルの音がなくなるまでよーく聞いてね。」


児童「はい」聞く気持ち、見る気持ちが胸いっぱい。


シンバル「ジャーーンジィーーーーーーーン・・・・・」


児童 最後の小さな小さな音まで聞く。

 

先生「シンバルって、一度鳴らしたら、ずっと音が続くね。タアアって二拍、伸ばしたいとき、
   どうしたらいいと思いますか?」

 

 


 ここからシンバルの奏法の学習になります。どうやって音をコントロールするか、どう持って、
どう構えるか教えます。


 この学習のポイントは、まず、シンバルの音をよく聞かせることです。
聞いて感じて、聞いて分かったことは、これからのシンバルの演奏に役立ちます。

 


◎音に過敏に反応し、パニックになってしまう児童がいる場合、児童がどこで聞くか、いやな気分になったらどうすればいいか、事前の配慮が必要です。