森のくまさん

先生「『森のくまさん』を歌います。みんな知っている?」
児童「知ってるー!」
先生 歌詞カードを黒板に5枚はっていく。

       「一番、女の子がくまさんに会ったんだね。」
  「二番、くまさんは何て言った?」
  「三番、逃げなさいって言ったのに・・・」
  「四番、優しいくまさんだったね、何かを拾ってくれたね。」
  「五番、拾ってくれたから・・・」
   児童に質問しながら、歌の物語を追って、歌詞をはる。


児童 先生の歌の後を追いながら、五番まで歌う。(伴奏なしで) 

先生「歌の後半、のびのびと歌えたね。


   今度は、先生が歌った後、タンタンって手拍子してね。」

          タンタンと手拍子するところに赤丸を付ける。

先生 最初の四行を歌う。
児童 先生の歌の後、手拍子する。
先生「オッケイ!できました。

 

         今度は最後まで歌うよ。最後は、先生とジャンケン。」
児童 最初の四行は手拍子、後半は先生と一緒に歌う。


  「♪・・・くまさんにであっージャンケンポン!!」
  「やったー!勝った!」「あ~~負けた~」「あいこだ」

 先生とのジャンケンや児童代表とのジャンケンなど五番までリズムとジャンケンで楽しむ。
五番までの間に、どんどん盛り上がります!

先生「ジャンケン、楽しかったね❤ たくさん勝った?


   今、手拍子したところを、タンブリンで演奏します。


   タンブリン・・・・・左手は握手の手、右手は猫の手。
   左手を見て。握手をする時、みんなはどんなふうに手を出す?」
児童 握手のときのように手を出す。


先生「そうそう・・親指が上に向いているね。そのまま、親指が上のまま、こうやってタンブリンを持つよ。はい、タンブリンと握手。しっかり握って!
   大事なのは、親指だよ。白い皮の上に親指がのっているね。」
   説明しながら、タンブリンを左手で持つ。


先生「右手は、猫の手。手を丸くして、指の先で打つよ。

         あるーひ、タンタン、もりのなか、タンタン・・」

         曲に合わせて見本をみせる。


  「では、みんなもやってみよう。タンブリンをもらったら、右手左手を確かめて練習。
   先生が『終わりだよ』って五回手拍子したら、動きを止めて。固まってね。」


児童 タンブリンを持ち練習する。

        (児童全員分なかったら、二人に一つ、班に一つ配り、ローテーションさせる。


先生 児童の練習の間に、右手左手を確認しにいく。「終わりだよ」五回手拍子する。
  「では、みんなで合わせよう。」


児童 前半四行、みんなで演奏する。



先生「うまくできたね。後半もやってみよう。

 

         この小さな赤丸が並んでるのは、どうやって演奏すると思う?」
児童「シャララアアラン」左手を振る。
先生「そうそう、そうやって手を細かく振って、この銀色のジングルを鳴らします。やってみよう。」


 「森のくまさん」で、歌・手拍子・タンブリンの学習をした後、

     リコーダーや鍵盤ハーモニカで、演奏することもできます。



 4月、新しい学年になり、子どもたちはやる気に満ちています。でも、新しいことが次々に現れ、ちょっぴり不安な気持ちもあります。

 そんなとき、子どもたちがよく知っている歌で、新しくタンブリンの演奏の仕方を学習できます。

 「できること→ちょっと頑張ればできること→新しく獲得する技能」スモールステップで楽しく自信をもって音楽の学習をスタートしました。