春の小川


先生「教科書、『春の小川』のページを開けよう。
   春って、何月から何月まで?」
児童「4月と・・・」「3月と4月」


先生「日本には春、夏、秋、冬、四つの季節があるね。
   1年は、12カ月。」
児童「あっ、そうか、春、夏、秋、冬3カ月ずつだ。」
   3月と4月と5月。」


先生「そうだね。そう考えると、夏は6、7、8月になるね。


   では、小川って、どのくらいの川だと思う?」
児童「小さい川だから・・・水が少なくて、遊べる川。」


先生「川の水の中に入っても、大丈夫なくらい、水が穏やかで、浅くて。
   向こう岸に渡るのに、ぴょんと飛んで渡れるくらいの幅かな。
   小川で遊んだことがあるかな?」
児童「ある。ザリガニ、取った。」「小さい魚を取った。」「笹舟を作って流した。」

 


 学習が進んだ時、この川の流れが「さらさら」であって、大きな川の「ドオオー」や

「ザァァー」ではないことを確認する。

 

先生「では、教科書の右側、縦書きの詞を絵を見ながら聞こう。」

 

 

  ~教育芸術社の教科書を使用。1・2番、聞く。~

 

 

先生「絵を見てみよう。

  (野原をゆるい曲線を描いて小川が流れている絵。

   子供が遊んでいると思われる道具が置いてある。)


   自転車で遊びに来たんだね。くつが脱いである。
   バケツもある。」
児童「水に入って、魚を取ったんだ。」


先生「楽しいね、きっと、この小川で遊べたら。
   かわいい花、たくさん咲いている。」
児童「知ってる!レンゲの花。」
先生「この歌の中にも、レンゲの花の名前が出てきたね。


   もう一度、聞いてみよう。もうひとつ、花の名前が出てきます。
   今度は、左側の楽譜のページを見て聞こう。」

 

 

   ~1・2番、聞く。~

 

 

先生「もうひとつの花の名前は?」
児童「スミレ。」


先生「そうだね。魚の名前も出てきたね。」
児童「メダカとコブナ。」


先生「どんな魚か知ってる?」(話や資料で児童の足りない知識を補足する。)

 

 

先生「ピアノに合わせて、歌ってみよう。最初は小さい声でいいよ。」

 


   ~1番、歌う。~

 


先生「♪はーるの♪だけ、どうぞ。」
児童「♪はーるの♪」


先生「いいね。 

   音をのばすの上手。次は、♪きーしの♪」
児童「♪きーしの♪」


  以下♪すーがた♪さーけよ♪を練習。その後、1番を通して歌う。

 

 この後、音の高さを意識させるために、階名唱で歌ったり、メロディーラインが書いてある

歌詞カードを見ながら歌ったりする。


 この歌の最高音「高いド」に向かって、ていねいに声を明るく響かせながら歌うよに指導する。


明るい声にするには、この小川が児童にとって

「行ってみたい川」

「遊んでみたい川」

「ながめてみたい川」になるよう児童とイメージを広げる。

 

(春のおだやかな天気、あたたかい日差し、心地いい風。小川で野原で遊ぶ楽しさ。)