児童 プリント受け取る。
先生「先生が歌います。みんなは、『タンタン』のところで手拍子してください。6回あるよ。」
先生 歌う。(タンタンもソラソファミファソも全部。)
児童 先生の歌に合わせ、6回手拍子する。
先生「いいね。できた!では、少し速くするよ。」
先生 テンポをあげて歌う。
児童 手拍子する。
先生「上手にできたので、『タンタン』のところをウッドブロックで演奏します。」
先生 ウッドブロックの持ち方、演奏の仕方を簡単に説明する。
先生「二つの高さが違う音がなるね。」
ウッドブロック 「コン」「カン」「コン」「カン」
先生「どちらが高いかな?」
児童「右!」
先生「そうだね。『タンタン』のところで、どの音をならしたらいいかな?」
児童「コンカン!」「カンコン!」
先生「いいね、二種類の音を使うんだね。」
児童「コンコンやカンカンもならしたい。」
先生「なるほど、一つの音だけというのもいいね。
今日は、全員、演奏します。自分で『この音がいいな』というのを考えてならしてみてね。」
教室は縦に6列、横7列に机が並んでいる。
ウッドブロックを7個用意して、一人が演奏終わったら、隣の人に渡すよう指示する。
最後の人は、終わったら楽器入れに戻しに来る。
先生「ウッドブロックを演奏していない人は、手拍子をお願いします!では、いくよー!」
先生 ピアノの伴奏しながら、歌を先ほどと同じように全部の言葉を歌う。
児童 ウッドブロックの演奏、手拍子する。二、三回演奏したところで、次の指示を聞く。
先生「先生と同じように歌えそうな人は、一緒に歌ってね。手拍子もよろしく。」
児童 歌いながら、手拍子したり、ウッドブロックをならしたりする。
(先生は、児童の楽器受け渡しのとき、ズンジャ!ズンジャ!・・・と
軽快なリズムのピアノを弾き、用意ができたと確認したら前奏を弾き始める。
こうすると、合計6回の繰り返しが、リズムに乗って、楽しくできる。)
次は、ウッドブロックの音選びのとき、「明るい気持ちになる音を選ぼう!」と
条件をつけます。この歌の歌詞の通り、明るい口笛を吹きながら働く様子を表すよように、
音を選び、演奏できるといいなぁ。
歌をおぼえたとき、歌詞に二重線が引いてあるところを手拍子したり、足踏みしたりする。
ここが大太鼓の演奏するところになります。
また、途中に出てくる「♪ソラソファミファソ」は、鉄琴やグロッケンで演奏します。
動きが速いので、「エアグロッケン(エア鉄琴)」と称して全員でバチの動きをマスターしてから
本物のグロッケンや鉄琴を演奏するとすぐに全員ができるようになります。
鉄琴やグロッケンの演奏と同時に、鍵盤ハーモニカの練習もします。
一番最後に、小太鼓をが入れます。枠打ちと皮打ちと交互に、二本のバチで演奏します。
「ツ」は枠打ちで、「タ」は皮打ち(通常の音)です。
これは、かなり高度な面があるので、個人指導が可能な時間が確保できるときに指導します。
小太鼓の後打ちを簡単にできるようにしたものですが、ウッドブロックのように、全体に指示を出しただけで演奏できるものとは、少し違います。
この小太鼓が軽快に演奏できると合奏の質がぐっとあがる気がします。
作者プロフィール
小学校の音楽を教えてきました。
音楽の喜びあふれる授業を目指し、
日々精進中。
ただいま
ホームページ
作成中!