`こいのぼり


先生「こいのぼりって知ってる?」
児童「知ってる。」「今、家のベランダに飾ってる。」


先生「こいのぼりって『鯉』だよね。なんで『鯉』を飾るの? なんでクジラや鮭じゃだめなの?」
児童「う~ん・・・」「そういえば、何でか考えたことなかった。」


先生「では、なぜ鯉なのかが分かる歌を聞こう。
   教科書の縦書き、写真が付いているページを見ながら聞こう。」

 


☆教育芸術社の教科書では、見開き左に楽譜、右に写真と縦書きの歌詞が載っています。

 

 

CD「いらかの波と雲の波 重なる・・・・」三番まで聞く。

 

先生「なぜ鯉なのか、分かったかな。(半数位の児童がうなづく。)
   まず、詩を読んで意味を考えていこう。

   一番の歌詞を読みます。後にすぐ付いて読もう。


   いらかの波と雲の波」
児童「い ら か の 波 と 雲 の 波」


先生「先生と同じ速さ、同じくらいの声の大きさで、もう一回。
   いらかの波と雲の波」音読は速さや声の調子も大事に。
児童「いらかの波と雲の波」


先生と児童同じように繰り返す。


先生「いらかって何?」
児童「かわらです。」
先生「そうだね、それが波のようになってるんだね。
   写真でいうと、どの部分か分かるかな。」


~この後、音読→言葉の意味→写真で確認を繰り返す。

 

 しかし、三番の「百瀬の滝を登りなば たちまち龍になりぬべき」は、写真にはないので、
先生がジェスチャーで、鯉になり、百瀬の滝を登って、龍になる!!?


先生「鯉のように、困難を乗り切って、たくましく育ってほしいと願って、

   こいのぼりを立てる習わしがあるんだね。」

 

 

先生「では、旋律をおぼえよう。
   左側の楽譜の方を見て、聞いておぼえてください。
   一番から三番まで、一回しか音楽をかけません。集中して。」


CD「いらかの波と雲の波 重なる・・・・」三番までかける。


先生「ピアノに合わせて、小さい声で歌ってみよう。」
児童 一番だけ歌う。


先生「自信もって歌えるところは、しっかり声を出して歌おう。」
児童 歌う。


先生「はずむリズム(付点のリズム➡ラッタ)のところだけ、歌ってみよう。
   いーらー♪」
児童「いーらー♪」
先生「なーみー♪」
児童「なーみー♪」
先生「くーもー♪」
児童「くーもー♪」


先生「一段、全部歌います。いーらーかのなーみーと くーもーの波 」
先生と児童、同じように繰り返す。


☆「空におどる こいのぼり」になるように・・・

  曲の山につなげるところ「朝風に→高く」の練習をする。


  口の形、息の吸い方、息のスピード、声量などポイントを示しながら練習する。

 


☆「高く泳ぐ こいのぼり」になるように・・・

 ここまで、教科書を見ながら、席について学習する。

 

 一番を通して歌うときは、立ちあがり、教科書を見て(または、黒板に下のような、

 模造紙に書いた歌詞を見ながら)良い姿勢で歌う。