先生「お茶って、昔、薬だったんだよ。知ってる?」
児童「知ってる。お砂糖もそうだよ。」
先生「よく知ってるね。日本で初めてお茶の栽培をしたところに行ったことがあります。
お寺の中でしたよ。
みんなの家の近くに茶畑がある?」
児童「うーん、見たことがない。」「ドライブに行った時に見た。」
先生「日本中にお茶の名産地があるね。(教科書の日本地図を一緒に見る。)
先生が一段ずつ歌うので、後を付いてきてね。
♪なつもちかづくはちじゅうはちや」
児童「♪なつもちかづくはちじゅうはちや」
一段ずつ、四段歌う。
まだ不安定な歌声だったら、もう一度一段ずつ歌う。
だいたい歌えるようになったら通して歌う。
先生「今度は、手拍子を入れて歌うよ。先生のマネをしてね。
(四分休符のあるところで手拍子しながら歌う。)
児童 ♪チャッなつもちかづくはちじゅうはちやチャッチャッ
のにもやまにもわかばがしげるチャッチャッ
あれにみえるはちゃつみじゃないかチャッチャッ
あかねだすきにすげのかさチャッチャッ
◎最後の「かさーーー」は、歌は三拍のばし休符がないが手拍子を入れる。
ここまでできるようになると、有名な手遊び「茶摘み」がすぐ出来るようになりますね。
一回の「チャッ」は自分の手を合わせて手拍子
→自分と相手の右手を合わせる
→手拍子
→自分の手と相手の左手を合わせる
→手拍子
*この繰り返し*
「チャッチャッ」と二回「チャッ」があるところは相手の人と両手タッチ。
楽しく手遊びした後は、この歌の最高音「高いレ」の音の発声練習をします。
「↑はーちじゅう」「↑ちゃーつみ」「↑あかね」どれも「あ」の口形です。
スピードをあげた息を上あごまたは上方向に響かせましょう。
五月の空のように明るく透き通った歌声で高音をバッチリ決めると、この歌の魅力が増します。
有名な手遊び「アルプス一万尺」も合わせて楽しみます。五月の教室は、笑顔と手拍子で晴れやかで楽しい雰囲気になります。
作者プロフィール
小学校の音楽を教えてきました。
音楽の喜びあふれる授業を目指し、
日々精進中。
ただいま
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